オフィシャルブログ

月別アーカイブ: 2023年3月

インジェクター不良

2023322.jpeg

前回の続きとなります。

結果と原因がわかりましたので追加します。

結果として排気管に付いているインジェクター不良でした。

原因はインジェクターの詰りによる噴霧異常であった事。

この事により噴霧量、噴霧状態などに異常が発生しDPD内部の温度が制御不能と

なってしまったと思われます。

トラブルはいつどのように発生するのかわかりません。

時々で良いのでインジェクター&マフラークリーナーなどを使ってメンテナンスする

とトラブル軽減に繋がりますので当社ではおすすめしています。

最後に今回のエラー内容はDPD過捕集という故障。

このお車の整備は水温、排気温と温度に関わる内容でした。

チェックランプが点灯していたので点検してみたら

久し振りとなってしまいましたが、入庫車両の中にチェックランプが点灯している

エルフが入ってきました。

車検整備で入庫していますので、そのままにはできず早速スキャンツールで確認。

点検の結果、DPD過捕集でしたので強制燃焼を実施。

排気温度センサーが異常なのかインジェクターが異常なのか、再生時の排気温度が

数分で800℃オーバーで即強制燃焼を中止。

今まで排気温度が低過ぎる事はあっても高過ぎる事は無かったので

ちょっとビックリです。

改めて感じたのが、様々な故障や症状があるのだと痛感しました。

次の作業として再生可能環境を整えるべく、DPD点検、排気温度センサー、

排気管インジェクター、サーモスタットなどを交換して再チャレンジしていきます。

途中となりますが後程結果も報告します。